前回、電子申告のことを書いたものの、実は、私自身は自分の申告以外電子申告したことがありませんでした。でも、既存の全顧問先の社長さんには電子申告していただくよう伝えてあり、また、ご了解を得ています。そして、先日、ついに会社の申告に際し電子申告にTryしていただくことになりました。
私は去年独立をしましたが、それ以前は電子申告など全く興味もありませんでした。
しかし、独立してから考えを変え、心機一転、これからは電子申告、書面添付(電子納税、電子帳簿、中小企業会計指針)など、会社の決算書の信頼性を高めることは全てやっていこうと決めました。その第一弾が今回の電子申告でした。
電子申告に際し、社長さんには予め住基カード(電子認証付き)を取っていただく必要があります。今回の会社の社長は都内にお住まいなのですが、区役所に行けばすいていれば30分くらいで貰えますよと言っていたら、すぐには貰えず、葉書が届いたら取りに来るように言われ、住基カードを取るのに一週間くらいかかったようでした。相模原市とは大違いです。ちなみに私の場合は15分程度だったと思います。
カードリーダー等は私の方で準備していたので、電子申告に際し必要なものをインストールしてある私のノートパソコンを持って、いざ電子署名へと向かいました。正直、30分もかからないだろうと思っていたのですが、いろいろと不測の事態は起こるものです。
国税庁に何度とばしても受け取って貰えないんです。やけっぱちになりそうでした。もちろん、万が一のために紙で出力して持っていきましたが、電子申告できないのは悔しいし、社長の前でかっこわるいじゃありませんか。何とかならないかなと思ったのですが、結局、その場では何ともなりませんでした。
調べた結果、うまく受け取られなかった原因は私の方にありました。私の税理士のカードが、あろうことか自分の申告は出来ても他人の税務代理が出来ないようになっていました(印を付けるのを失念したようです)。すぐに変更届を出し、所轄の税務署に電話をして無理を言って処理をしていただき、無事、電子申告を終えることが出来ました。
なにぶん初めてのことで不慣れなせいもあり、ばたばたしておりましたが、慣れてくれば税務署や会計事務所はもちろん、お客様にとっても何度も署名をする必要もなく便利だろうと思います。
私としては、電子申告をスムースにすることで決算・申告業務を早く終了させて、次期の計画など本当に時間を使わなくてはならないことにたっぷりと時間を割いていけるようにしていきたいと思っています。今回決算は早めに済ませて打ち合わせもすんでいたのですが、申告はぎりぎりになってしまいました。ご心配をおかけしてしまいましたが、無事に完了しました。私にとっての電子申告第一号は梅田社長さんです。おめでとうございました!(?)