『おくりびと』アカデミー賞外国語映画賞受賞おめでとうございます!
もともと外国語映画賞は、ゴールデン・グローブ賞受賞の『戦場でワルツを』(アリ・フォルマン監督)と、2008年カンヌ・バルムドール受賞作『ザ・クラス』(ローラン・カンテ監督)の勝負と見られ、『おくりびと』が受賞する確立はかなり低いと見られていました。
でも徐々に評価が高まってきて気が付けば、国内・国外を問わず多くの賞を受賞し(60以上?)、ついに米国アカデミー賞外国語映画賞の受賞となったそうです。
私は見ていませんが、去年公開された際、予告編でその作法がとても清楚で心が清められるようなシーンだったことが印象的です。ラスト侍で、侍が武器の手入れをおこたらないシーンと共に、静かではあるけれどピーンと張りつめた緊張感があるとでもいうのでしょうか。ひとつひとつの動作に神聖な意味があるのでしょうね。
先日、岡山に行き、会社を3件ほど訪問して参りました。
その3件に共通することは、この100年に一度の大不況にもかかわらず、増収増益を続けていることです。最初の会社はジーンズの製造をしている会社でしたが、この5年間倍々に成長していました。よく、経営計画などを作成していただくとそのような数字になったりすることはあるのですが、実際にそんな感じで伸びている会社を見たのは初めてでした。その社長さんが、「外注さんや仕入先をねぎって困らせたりはしない。みんな設備投資が必要なんだ。払うものは払ってみんなで一緒に頑張らなくちゃ」と行っていたのが印象的です。
2件目の会社は保険の代理店さん。2代目でとにかく動く。そしていろんな所に顔を出し、ボランティアもドンドンやる。率先して責任ある仕事をやってらっしゃいました。貢献しています!
3件目の会社はプラスチック加工の会社。ここの社長さんも2代目で、とにかく仕事が大好き。仕事場を見せてください!と言ったら話が止まらない。お陰で面白いお話を沢山聞きましたが、もう一つの工場の説明は時間切れとなりました。
今回訪問させていただいた会社は、どこも仕事のひとつひとつに丁寧さと親密さを感じました。作業だけではなく、そこに係わる全ての人やものを大切にするという想いとでもいうのでしょうか?
岡山は派手に盛り上がっている感じはありませんが、何が起こっても全く動じないという泰然自若さを感じました。友人の話では、岡山の人はとりあえず食っていけるんだ。だから必要以上に営業とかしたがらないんだ。と言っていました。バブルの時もそれほど盛り上がらず、かといってバブルがはじけても今まで通りたんたんと過ごしている。どうもそんなところらしいです。
日本もまだまだ捨てたもんじゃあない!