今は確定申告の時期です。個人事業主の皆さん、もうお済ですか?
この時期はいろいろな人から連絡や相談を受けます。今日は『除霊』をやっている人から相談を受け、会いにいってきました。有名な方のお弟子さんで、今年独立開業なさったとのことでした。
どうやってお客様をつれてくるのかと思ったら、その人はホームページのみでした。SEOをしっかりやっているということで、一日にだいたい60件のアクセスがあり、そのうちの3件くらいから問い合わせがあり、そのうちの0.5から1件が実際に除霊にこられるとのことでした。ちゃんと方程式ができているのがすばらしい!。
ということは、月に新規のお客様が15人はあるということですか。また、だいたい一度来た人は3回までは来るのだそうです。そして4回目からはお値段がお安くなっています。
考えてますね。方程式があるから、大体どれくらいの収入が上がるかがわかるのです。一人ではもう限界で、今年中にもう少し広いところに移り、アルバイトも雇うとのことでした。
このようにデータを取っている人は大体細かいです。領収書も取引の性質ごとにきれいに整理されていました。大切ですよ、こういうことは。この人は白色申告でしたが、青色申告だと65万円(または10万円)の青色申告特別控除という特典がある代わり、記帳(取引の記録。最近はコンピューターソフトを使っている人が多いです。あの弥生会計とか。)をしっかりやる必要があるからです。数字の根拠を残さなくてはなりませぬ。
こういう人でも、この事業を始めるに当たり、国民生活金融公庫にお金を借りにいったそうですが、貸してもらえなかったそうです。
それは過去に一度、水道代の支払が遅れてしまったからだそうです(もちろんそればかりではなく、業種にもよります。『除霊』というのは難しいほうでしょう。)。
事業を始める場合、今後の経営の見通しとかいろいろ聞かれるのですが、実際どうなるかはわかりません(あるのは本人のコミットのみ)。
そこで、国金の人が見るのは、借りに来た人の態度、真面目さなんですね。その計りとなるのが水道光熱費等の公共料金の支払状況なんです。だいたい過去6ヶ月くらいを見ます。
払うべきものはちゃんと払う時期に払っていきましょうね!水道光熱費ならいいけど、国民年金だと引っかかってしまう人は多いんじゃないかな?