ちょっと前に見に行きました。「王様のブランチ」のランキングではまだ10位以内にいるものの、さすがにBest3からは落ちてしまいましたね。平日にちゃちゃっと行ってきたのですが、南町田はすでにがらがらでした。
日本の映画館って大変ですね。お客があまりいなくても、チケット売り場、パンフ等売り場、飲み物等の売り場にそこそこ人を張り付けなくてはなりません。人の多い都会でなくては経営できないのではないでしょうか(アメリカの映画料金はもっと安いと聞いたことがあります。それはアメリカの人は映画館で食べ物を結構買うので映画館としては映画料金が安くても収益があがるからだとのことでした。)。
私は小学校に入る頃「ウルトラマン」が始まり、それからというものヒーローものには目がない、ウルトラマン世代です。そのせいか、映画もこの手のものは良く見に行きます。こっそりと。そして、ヒーローと言っても、人知れず変身するものが好きなので、
スーパーマンは苦手です。この間は見に行きましたけど。
その点、スパイダーマンは好きですね。1,2ともに一人で見に行きました。2で電車を止める際、マスクを放り投げてしまい、素顔をさらしてみんなに見つめられているシーンでは泣きましたね。子供が「大丈夫。誰にもいわないから!」と言ったときなどは泣きじゃくってしまいました(見ていない人には分からないでしょうね。すみません。)。
さて、「スパイダーマン3」は、敵が多いとか盛り込みすぎという感想も多々聞こえましたが、私は単純に良かったと思いました。エイリアン生命体(ヴェノム)に犯されたピーターが彼女や親友にひどいことを言ってしまい孤独になってしまったとき、メイおばさんに相談すると彼女は、「それでは一番難しいことを一番初めにしなくてはね!」と言うんです。
それって相手に謝ること?と思っていると、彼女が言ったのは、「それは自分自身を許すことよ!」なんです!何かを犯してしまったとき、「あぁ自分は駄目なヤツだ」とか「どうしていつもこうなんだろう」などと自分を責め、責めたことでどこか「良し」としているようなことがあります。それって自分を甘やかしているだけで責任をとっていないんだなと思いました。『自分を許す』ためには、現実である、自分の間違いをしっかり見る必要があります。勇気が必要です。
ピーターはメイおばさんに言われた後、自分が傷つけてしまった親友のハリーに、助けを求めに行きます。断られるわけですが、結局、かっこよく助けに来てくれるんです。良かったですよ。
人間誰しも間違いを犯す。それはヒーローでも例外ではない。その間違いをどう乗り越えていくかをきちんと描くことに力を注いだ、とプロデューサーのアヴィ・アラド氏は言っています。自分の過ちをいつでも正面からみることの出来る人でありたいと思います。